ブーツの履き方
近場では岐阜のホワイトピアスキー場がオープンし、既にシーズンインした顧客様もちらほら。
更に寒波が到来し本格的な冬に突入してきたことで、店頭にも一気にスノーギアをお探しのお客様が増えてきました。
店頭でお話をしている中で最も多い悩みはブーツのフィット問題。
「安いモデルを買ったから足に合わない」「そもそもサイズが合っていない」「最初履いたときは良いけど昼から痛くなる」など悩みは様々。
ブーツのフィットが合っていない理由は人により様々ですが、もしかしたら正しいブーツの履き方が出来ていないだけかも?
店頭でも履き方をお伝えするとその場で改善することも結構ありますので、ぜひシーズンイン前にこちらのブログを参考にしていただければ幸いです。
- トピック -
・基本は座りながら履く
ブーツを履く際は、基本的には座りながら履いていただくことをお勧めします。
理由としては、スノーボード用のブーツは基本的に前傾に作られているからです。
その為、棒立ち状態でブーツを履いてしまうとどうしてもブーツの中で足が前の方に入ってしまいます。
そうするとつま先に痛みが出たり、かかと周りのフィットが悪くなってしまうので、ブーツを履くときは座りながら、角度としては45度ぐらいをイメージして履くようにしましょう。
⇒ 慣れてきたら屈伸しながら履く
ブーツを履くことに慣れてきたら、屈伸しながら履いてみましょう。
そうすることで、よりライディング時の動きを再現したブーツの履き方をすることが出来ます。
僕も少し前までは座りながらだけでしたが、この履き方を取り入れたことでかかと浮きがかなり軽減されました。
①かかとの位置を合わせる
ブーツに足を入れたらまずはかかとを叩いて位置を合わせましょう。
BURTONのブーツなどは特にかかとのフィットがぴったり設計なので、しっかりとこの叩く作業をしていないと正確なフィットを実現できません。
個人的にはかかとを叩く作業はこのタイミングだけではなく、ブーツを履く過程で何度もするべきだと思います。
ここでどれだけ丁寧にかかと周りのフィットを出せるかで最終的なフィットが決まるといっても過言ではないです。
②インナーを締める
かかとの位置を整えたらインナーを締め上げていきます。
このタイミングでも最終的なかかとの位置を合わせながら締めていきましょう。
インナーの構造はブランドにより様々ですが、基本的にはインナーにもレースが付いていてそれを使用して締め上げます。
⇒ 慣れてきたら屈伸しながら
ここでも慣れてきた方は屈伸しながら実際のライディング時の動きをイメージして履いていきましょう。
⇒ 甲周りが気になる場合はタンを引き上げる
甲周りがどうしても痛くなる場合にはタンを少し引き上げて履いてみましょう。
そうすることで甲へのプレッシャーが弱まり、痛みが改善することも。
③アウターを締める
インナーを整えたら次にアウターを締めます。
締める強さは個人それぞれですが、不必要に緩めていると怪我の恐れも出てきますので、特にこだわりが無ければ足がしびれない程度にしっかり締めておきましょう。
⇒ 慣れてきたら屈伸しながら
慣れてきたらアウターを締める際も屈伸しながらレースを締めましょう。
特に足首~かかと周りを意識しながら締め上げることで正確なフィットを出すことが出来ます。
⇒ タンを叩き隙間をつぶす
BOA、クイックレース、クラシックレースに関わらず、アウターを締める際に気を付けるポイントは「アウターとインナーの隙間をつぶすこと」
アウターを締める際はタンを叩き、隙間をつぶして履きましょう。
この部分の隙間を無くしておくことでアウターとインナーの密着度を高め、ラグの無いパワー伝達が可能になります。
中々数回では自分に合ったブーツの履き方をマスターするのは難しいこと。
長い時間をかけてぜひ自分にピッタリの履き方を見つけていきましょう。
また、ブーツが足に合わないと感じたとき、もしかしたらそれは履き方や別の部分に原因があるのかも?
僕の分かる範囲であればお答えしますので、ぜひ店頭で話しかけてください!
STAFF ヒロユキ
ソックスを変えることで改善されることも。
ブーツ道は奥が深い。
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