【万能パウダーボードとして今年も人気】SALOMON | HPS – TAKAHARU NAKAI

HPS – TAKAHARU NAKAI

こちらのボードは継続モデルとして、中身のアップデート無し、デザインもそのままで3シーズン目の登場となります。
つまりこのモデルの完成形を迎えたということです。

試乗会でも常に借り出され、毎年予約の入るモデルということもあり、多くのユーザーからの評判の高さが伺えます。

その人気モデルが今年は値上がりの影響もあってかまだ在庫が御座います。
こちらのモデルは通販サイトでカート機能を使っての販売が禁止のモデルですので、基本的には店頭での販売のみとなります。
ただどうしても遠方から欲しい!という方は別途お問い合わせください。


・パウダー+カービングのフリーライドボードとして1本で使いまわせる

12mmテーパード、ディレクショナルキャンバー、この2つの形状おかげでパウダーだけではなくグルーミングバーンでも性能を発揮します。

・テーパードシェイプ

テーパードシェイプとは、ノーズの太さがテールに向かって細くなっているシェイプのこと。
HPSはテールの方が12mm細く作られています。(写真は計測位置がずれて若干の誤差が出ています)

この形状のメリットは、ノーズの方が太い分ノーズの浮力が増すことにあります。
ノーズの浮力が増すということは、パウダーでノーズが埋まらないように一生懸命ノーズを上げるあの動作が不要になるということ。
つまり楽にパウダーエリアを走破できるということです。

そしてメリットはもう1つあり、それはグルーミングバーンでのエッジの噛み方にあります。
通常、ターンをする際は板をねじらせ、ノーズ側のエッジを雪面に食い込ませ、ターン動作に入ります。
そこからターンの後半にかけて力のかかるポイントがテール側に移行し、次のターンへと繋がります。

この一連の動作の最初の部分、「ノーズ側のエッジを雪面に食い込ませる」。この動作がテーパードシェイプの場合だと、ノーズの方が太いためエッジを噛ませやすいのです。つまりカービングターンも行いやすいということです。


・ディレクショナルキャンバー

次にディレクショナルキャンバーのメリット。

HPSに採用されているディレクショナルキャンバーとは、キャンバーの頂点をテール側に寄せたアシンメトリーな形状のこと。
ノーズ部分はゆるいロッカー形状となります。

この形状のメリットは、浮力の高さ。
荷重することでノーズが反り上がり、船底のような形状となります。
このノーズ面がパウダースノーによって押し出され、自動に浮き上がります。
多くのパウダーボードのノーズ面がこの形状となっており、安定した浮力には欠かせない形状です。

そしてもう1つ。
キャンバーの頂点がテール寄りにあるということはボードの重心もテール寄りにあるということ。つまりスタンダードな乗り位置が後方にあるということです。
この重心位置はカービングターンにおいても重要で、重心位置が後方にあればターン時に発生するGに耐えやすくなるのです。
スノーボードのターンではほとんどの瞬間が後ろ足荷重になるので、荷重操作も楽になります。


・パウダーボードはパウダーの為だけのボードではない

「パウダーボード=パウダー(でしか使えない)ボード」

ではなく、

「パウダー(だとより効果を発揮する)ボード」というのが正しいと思います。

サブボードにしておくなんてもったいない!
買われるのであればぜひ1軍ボードに切り替えることをおすすめします。


・ツインボードからパウダーボードへステップアップしたい方におすすめ

今まではツイン形状のボードに乗っていて、少しスタイルを変えて滑りたい!
なんて方には特に抵抗なく乗りやすいボードだと思います。

初めてのパウダーボードとして追加すれば、気付けばこれ1本を使いまわしているなんてことになっていると思います。

道具を変えることでもスノーボードの楽しさはガラッと変わります。
ご興味ある方はぜひ!

STAFF ヒロユキ

先頭に戻る