ゲレンデを見ていると、年々スノーボーダーのヘルメット着用率が上がってきているような気がします。
滑りのスタイルもフリーライディングやグラトリ等の怪我のリスクが少ないスタイルが人気で、そちらも全体的に安全志向が高まっている表れなのかなと感じています。
店頭で「ヘルメットは必要ですか?」と聞かれることがよくありますが、僕個人しては「個人の判断に任せる」というのが回答かなと思っています。(ヘルメット無しを推奨はしていません)
ヘルメットやプロテクター類は、車で言うところの任意保険みたいなものだと思っており、絶対に着けなければいけないものだと僕個人は思っております。
ただせっかく着用するのであれば、着用の目的は「頭を守る」ことだと思いますので、より効果的に頭を守れるヘルメットを着用するべきだと思います。
そこで今季SMITHからかなり良さそうなヘルメットが登場しましたのでそのご紹介です。
METHOD
SMITHで人気No.1のMazeが今年よりアップデート。
新しく”Method” となって登場。
全モデルにMIPSを搭載し、新たにKOROYDも搭載、より保護性能の高いモデルとなりました。
・カラー展開
》MATTE SLATE
》MATTE BLACK
・KOROYDとは
(METHODは後頭部にのみ搭載されています)
後頭部内側に搭載されているのがKOROYD。
衝撃が加わった際にこのKOROYDがクラッシュすることで衝撃を分散し頭を保護します。
従来のヘルメットインナーに使われていた素材よりも、なんと48%もダメージを軽減するそう。
また、ベンチレーションとしての役割も果たし、熱が溜まることなく新鮮な空気を循環させます。
保護性能を飛躍的に高め、ヘルメットの内部環境も快適に維持する、正にアップデートと呼ぶにふさわしい変更です。
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・MIPSとは
METHODにはKOROYDに加えてMIPSも搭載。
MIPSとは「多方向衝撃保護システム(The Multi-directional Impact Protection System)」の略で、ヘルメット内でこのレイヤーがスライドすることで衝撃を逃がし、脳の揺れやダメージを最小限に抑えます。
頭部全体をMIPSで保護し、重大なダメージを負いやすい後頭部は更にKOROYDによって保護する仕組みとなっており、ヘルメット着用の目的である「頭の保護」を最大限に実現しているモデルと言えます。
・ベンチレーション
ベンチレーションは前頭部と後頭部に配置。
ライディングの際、前頭部から入ってきた新鮮な風が後方に抜けて後頭部から出ていきます。
また、前頭部の下側にはゴーグルに向かって抜ける通気口もあり、ゴーグル内部の空気を循環するのにも役立ちます。
ヘルメットはどうしても構造上熱がこもりやすくなってしまうので、ベンチレーションの配置場所は見逃せないところです。
過去に痛い思いをしたことがある方、ワンランク上のヘルメットが欲しい方、他のギアのようにヘルメットもこだわって選んでみませんか?
STAFF ヒロユキ